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アトピー性皮膚炎の外用薬の塗り方
アトピー性皮膚炎の患者には外用薬が処方されますが、正しい塗り方をすることで、効果的に症状を改善させることができます。ここでは、アトピー性皮膚炎の外用薬の正しい塗り方について説明します。
体の部位によって薬の吸収率が異なる
外用薬は湿疹が出ていたり炎症が出ている個所に塗っていきますが、体の部位によって薬の吸収が異なります。
皮膚の薄い箇所は薬の球種が高いですが、皮膚の厚い箇所は薬の吸収が悪くなります。
手のひらなどは皮膚が厚いので、皮膚の薄い箇所と同じ用量では、効果が出にくいです。
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外用薬の適切な量について
外用薬は適切な量を塗ることで、効果を十分に感じることができます。
チューブタイプの軟膏やクリームの場合には、チューブから5ミリ程度出すと適量になります。
この量で大人の手のひらの2枚分程度の広さに塗ることができます。
ローションの場合には、一円の大きさです。
量が多すぎると効果が高くなることはありません。
適量を塗るようにしましょう。
正しい塗り方について
外用薬は正しい塗り方を知っておきましょう。
外用薬の塗り方のコツ
- 手を洗う
- ごしごしと塗りこまない
- 入浴後に塗る
まずは手を使って外用薬を塗るので、手を洗ってきれいにします。
手に汚れやバイ菌がついていると、外用薬と一緒に皮膚内部に入ってしまう恐れがあります。
手をきれいにしてから塗ることが大切です。
次に外用薬を患部に塗り込みたい思いからつい力を入れてごしごしと塗り込む方がいますが、
外用薬は優しく塗り広げて行きます。
力を入れすぎると患部を傷めてしまいますし、バリア機能を低下させる可能性が高いです。
力を入れすぎないように塗ることがコツです。
皮膚の薄い場所は外用薬が浸透しやすいですが、皮膚の厚い場所は同じ量を塗っても浸透しにくいです。
しかし、入浴後の皮膚は柔らかくなっている時であれば、外用薬が浸透しやすく効果を感じやすいので、外用薬は入浴後に塗ることがおすすめです。
アトピー性皮膚炎の場合、炎症が出ている個所に外用薬を塗ります。外用薬は正しい塗り方をすることで、効果を十分に感じることができます。外用薬は手を使って塗っていくため、まずは手をきれいにしてから塗りましょう。皮膚が厚い場所は薬の浸透が悪いので、入浴後など皮膚が柔らかくなってから薬を塗ると、浸透も良いです。薬を塗るときには肌を傷めないように、ごしごしと力を入れず、やさしく伸ばしていきます。薬の正しい塗り方を理解して、アトピーの症状改善を目指しましょう。[/aside]