妊娠糖尿病とは


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妊娠糖尿病について

妊娠糖尿病とは、妊娠するまでに糖尿病の診断を受けていない女性が、妊娠中に血糖値が高くなって、妊娠してから初めて血糖値が高い状態が診断される糖代謝異常の病気のことで、妊娠前からすでに糖尿病の診断の受けている方の糖尿病合併妊娠とは違います。

妊婦さんであれば誰でもかかる可能性がある病気ですので生活習慣を見直して予防しましょう。


妊娠糖尿病の危険性

妊娠糖尿病は血糖の管理の基準が母体の健康だけではなく胎児の状態にも気をつける必要があるので、糖尿病よりも基準が厳しく設定されています。

妊娠糖尿病の診断基準は2010年から厳しくなり、妊娠糖尿病のと診断される方が増えていて、以前は約3%ほどだった妊娠糖尿病患者は、現在では約12%ほどといわれています。

妊娠糖尿病の合併症

妊娠糖尿病は、妊娠初期は自覚症状があまりなく、あったとしても妊娠中にはよくある症状なので、見過ごしがちで早期発見が難しい病気となります。

  • 糖尿病ケトアシドーシス
  • 腎症
  • 網膜症
  • 神経症

これらは糖尿病の合併症で起こる病気と同じで、過剰な糖分と組織が結びついて老化が進んでしまうので気をつけましょう。

妊娠糖尿病の母子への影響

母体への影響

  • 妊娠高血圧症候群
  • 早産
  • 羊水過多症(羊水量の異常)
  • 肩甲難産(分娩時に赤ちゃんの肩がひっかかり、分娩が進まない状態)
  • 網膜症
  • 尿路感染症
  • 腎症

などがあります。

胎児への影響

  • 流産
  • 形態異常
  • 巨大児
  • 先天奇形
  • 心臓肥大
  • 呼吸障害
  • 低血糖
  • 多血症
  • 電解質異常
  • 黄疸
  • 胎児死亡

などがあります。


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