このような危険な心筋梗塞に早期に対応していくためには、心筋梗塞の全容を知る必要があります。
そこで、今回の記事では心筋梗塞の特徴について紹介します。
心筋梗塞の特徴を理解し、日々の生活を改めることが危険な結果を回避することにつながります。
心筋梗塞は冠動脈が詰まっている状態
心筋梗塞は狭心症とよく似た病気です。
心筋梗塞も狭心症も、心臓の筋肉に栄養を送っている冠動脈の病気であるためです。
この冠動脈が狭くなっている状態が狭心症を引き起こします。
一方で冠動脈が完全に塞がってしまった状態が心筋梗塞を引き起こすのです。
つまり、心筋梗塞とは狭心症がさらに悪化した状態であるということができます。
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死に至る病
心筋梗塞はかつては非常に危険な病でした。
現在のものほど効果的な治療方法が確立していなかった時代には、心筋梗塞になった人の3分の1が2週間以内に死亡していたと言われています。
このように医療技術が未発達の時代において、心筋梗塞はまさに死に直結するような病でした。
しかしながら現在においては医療技術が発達しており、心筋梗塞に対しても効果的な治療をとることができるようになっています。
ただし心筋梗塞には血管の健康状態が大きく関係します。
そのため、加齢によって血管の健康状態が悪化していく以上は、年をとればとるほど心筋梗塞の危険性は増していきます。
現代の日本においても心筋梗塞は死亡の代表的な原因となっています。
突発性が恐ろしい
前述したとおり、心筋梗塞は突発的に起こることが少なくありません。
これは、血液や血管の健康状態が、それ自体では明確な症状を表さないことに関係しています。
つまり、あなたは自分自身が健康だと思い、日々の生活に支障なく暮らしていたとしても、知らないところで血管や血液の健康状態が悪化しており、ある日突然血管が塞がり心筋梗塞になるのです。
心筋梗塞においては、突然胸を激痛が襲いその場に倒れてしまうといったイメージを持っている人もいるでしょう。
この突発性こそ心筋梗塞の恐ろしいところです。
また心臓の冠動脈という全身においても非常に重要な血管が塞がってしまうことから、現代にあっても決して低くない死亡率を誇っている点も心筋梗塞の恐ろしいところです。
以上のように心筋梗塞は心臓の冠動脈が完全に塞がることによって起こる病気です。動脈が徐々にふさがっていること自体には大きな自覚症状がないことも少なくありません。それにもかかわらず心筋梗塞は現代においても死亡率が決して低くない病であり、非常に恐ろしいものです。
このような心筋梗塞に対しては日常生活の中で対策と予防を積み重ねていくことが必要となってきます。また、定期的な検査を受けて自分自身の冠動脈をはじめとした結果の状態を知ることも効果的です。
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