今回の記事では、糖尿病が進行することにより体がどのような状態になるのかを中心に紹介します。
糖尿病の恐ろしさを知り、日々の生活を見直すきっかけにしましょう。
糖尿病とは
糖尿病とは、血液中の血糖が慢性的に多い状態となり、血糖値が高くなる病気のことです。
一言でいえば、慢性の高血糖を呈する状態と言えます。
血糖値を下げる働きのあるホルモン、インスリンの作用が不足することによって起こります。
糖尿病の発症には遺伝的な要素がみられますが、生活習慣病の一つです。
多くの場合、食生活や運動不足、肥満などが原因で発症します。
また、最近では活性酸素の増加も糖尿病や肥満の発症につながることがわかってきました。
活性酸素が増えるとインスリンを分泌するすい臓のβ細胞を傷つけてしまい、血糖値を下げるインスリンの分泌量を低下させてしまいます。
また、ブドウ糖をエネルギーに変える細胞内のミトコンドリアが、活性酸素により弱ってしまいブドウ糖を取り込む働きも低下し、糖尿病が進行してしまうのです。
血糖値の正常範囲は、空腹時血糖値110mg/dl以下、ブドウ糖負荷後2時間値140mg/dl以下となっていて、糖尿病の診断基準としては正常型と定義されます。
それ以上の値にあると、境界型や糖尿病型と定義されます。
糖尿病の診断としては、空腹時血糖値126mg/dl以上またはブドウ糖負荷後2時間値200mg/dl以上と1〜2ヶ月前の血糖値を反映するHbA1cが6.5%以上となっています。
糖尿病をそのまま放置してしまうと、心筋梗塞や脳梗塞などだけでなく、3大合併症と言われる糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害にかかるリスクも高まります。
特に、糖尿病性腎症を放置してしまうと透析を行うことになったり、神経障害に気づかないまま足が壊死してしまった事例もあるため、とても怖い病気であることがわかります。
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体に起こる具体的な変化
糖尿病は、自覚症状がない場合が多く、気づいた時には進行しているという場合があります。
進行すると多尿、口渇、多飲、体重減少などの症状が起こります。
インスリンの量が減る、もしくは効果が弱まることで、体内の血糖値が上がります。
体は、血糖を水分と一緒に尿から排出させて、正常な血糖値に戻そうと働くので、尿の量が多くなります。
すると、体内の水分量が減るため、喉が渇き水分を多く摂りたくなります。また、
糖分が細胞に吸収されず、尿と一緒に出されてしまうので、必要なエネルギーを摂取できず、体重減少につながってしまいます。
糖尿病を放置してしまうと、高血糖を呈する状態が続き、次第に血管がダメージを受けて、命に関わる合併症も引き起こします。
このように、糖尿病は血液中の血糖が慢性的に多い状態となり、血糖値が高くなることで進行します。糖尿病自体は放置することで徐々に悪化していく傾向がありますが、体内の活性酸素の増加は、糖尿病の進行を早めてしまいます。
糖尿病は命にかかわる重大な病気に繋がるものなので、日常生活を整えるだけでなく、水素治療で活性酸素を取り除き、糖尿病の悪化を防ぐ必要があります。
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