こうした予防も大切ですが、既に花粉症の症状が出ている方々は少しでも緩和したいと願うはずです。
その改善方法として、活性酸素を減少させるという「水素治療」が近年注目されています。
活性酸素と一言で言っても、過剰に増えて悪影響を及ぼすものもいれば、増えても問題のない善玉活性酸素という種類もあります。
- ヒドロキシラジカル・・・強い酸化力がある、悪玉活性酸素
- 過酸化水素・・・これ自体は無害だが、ヒドロキシラジカルに変化する可能性がある点が問題
- スーパーオキシド・・・体内で分解することができる、善玉活性酸素
- 一重項酸素・・・過剰摂取により皮膚を攻撃する恐れがある
前述でご紹介した予防法にある、活性酸素の発生を抑制する食べ物の場合には、全ての種類の活性酸素に作用してしまうという特徴があります。
すなわち、善玉活性酸素も悪玉活性酸素も排除するように働くのです。
しかし、この水素治療の良いところは悪玉活性酸素のみに働くので、善玉活性酸素は体内に入ってくる細菌・ウイルスの排除のために活躍することができるわけです。
水素の摂取方法
では、どうやって水素を取り入れるのか?一番身近な方法を挙げるならば、水素を含んでいる物質を摂取することです。
水素は近くにある悪玉活性酸素と結合して水になります。
他には、体内に取り入れることで特に有害な反応は起こらないのが、注目される1つの理由でしょう。
水素を摂取するために、自宅でできる身近なホームケアとして花粉症に効果的なのは「水素サプリ」というカプセルが挙げられます。
水素は自然界で最も小さい分子ですので、保管方法が難しいことが問題として挙げられます。
水素分子という形で缶などに閉じ込めたとしても、あまりにも小さいので徐々に空気中に出ていってしまい、水素分子の量が減ってしまうのです。
しかし水素サプリの場合は、水素を作る元になる物質を配合しているため、水素自体が含まれているカプセルではありません。
メーカーによって配合物質は異なりますが、精製岩塩・サンゴカルシウムといった、ナトリウム・カルシウムを含む物質と水との化学反応によって水素が発生します。
精製岩塩やサンゴカルシウム・それを飲みこめるだけの水と共に、水素サプリを服用します。
すると、サプリが一緒に飲んだ水と反応して水酸化ナトリウム・水酸化カルシウムができ、それと共に水素が発生するのです。
中でもナトリウムは反応性に富んでいるため、精製岩塩を使用した水素サプリが、他より水素を発生しやすいのではないかと注目されています。