なぜ薬だけじゃアトピーは治らないのか
それはアトピーという病気は昔はなかったからです
アトピーが悪くなるようになったのは、昭和40年代からです。
というのは、その時から食事環境と住環境と空気などの生活環境がガラッと変わってきたからです。
食事でその頃から食卓の西洋化が急激に進み、肉、乳製品、卵、砂糖などの消費が急激に伸びています。
日本人は農耕民族で、臼歯がしっかりしていて、犬歯などはあまりはっきりしていなかったんです。
つまり、穀物を臼歯でしっかり潰して食べて、それに野菜や魚といったおかずを加えるという食事をしていいました。
ですので、伝統的な和食を食べているうちは良かったのです。
ところが食べ物が西洋的なものに変わって、牛乳や肉などをたくさん摂るようになって、身体が異変を起こしてアトピーやアレルギーが増えるようになったのです。
もうひとつは、農薬や食品添加物などの影響で、食品そのものが悪くなってきたのも原因です。
輸入農産物の農薬の量などはものすごい量があるのです。
卵アレルギーの人が多いのですが、運動もしないケージで食べて卵だけを生まされている鶏の卵は、「殺人卵」とも呼んでいます。こんな卵ではアレルギーを起こさないほうがおかしいくらいで、それくらい食べ物の内容も悪くなってきているのです。
そうしたものが身体を悪くしている上に、日本人の身体に合わないものばかり食べるようになってたので、ここまでアレルギーやアトピーにかかる人が増えたと言えるのでしょう。
食物アレルギーの患者が増えると、食物アレルゲンを特定して、あれもダメ、これもダメと制限する先生も出てきましたが、それでも良くなりません。
ということは、食物は昔の食事に戻さなければならないという結論に至ります。