目の症状
花粉症患者のうち8割が抱える目の症状ですが、目に抗原となる花粉がつくことで取り除こうとして起こるアレルギー反応です。
中でも目の痒みに悩まされる方は特に多く、目や目の周り、まぶたなどに炎症反応が起きて痒く感じます。
あまりの痒さに目を強くかいてしまって、眼の粘膜を傷つけてしまう危険性も考えられるでしょう。
また、目の充血・目やにが出る・痛い、目が腫れる、涙が出るといったものも、花粉症の目に関する症状として挙げられます。
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鼻の症状
鼻の症状として多いのは、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどが挙げられます。
鼻水とくしゃみについては、鼻の粘膜についた花粉を取り除こうとして起こるものです。
これに対して鼻水は、鼻の粘膜に付いた花粉によって、粘膜の炎症が腫れあがることで引き起こされるアレルギー反応です。
鼻の症状は一見風邪だと勘違いされがちですが、下記のような理由から、風邪とは区別されています。
- 両方の鼻から均等に症状が現れること
- 風邪のような黄色いねっとりとした鼻水ではなく、透明なサラサラした液体であること
- くしゃみは連続して出ることが多く、回数も多いこと
また、鼻症状が悪化することで、鼻の粘膜が乾燥したり、蓄膿症になってしまったりといった症状も見られます。
鼻の粘膜が乾燥することで、痛みや痒さを感じるようになり、カサカサした皮膚によって鼻血が出てしまうことも多いのです。
蓄膿症とは、鼻の奥の副鼻腔という部分に生じる炎症反応であり、膿が溜まってにおいが判別できなくなることもあります。
鼻の症状が引き起こされることで、集中力の低下、口呼吸になり口が乾く、夜に安定した睡眠が摂れない、鼻のかみ過ぎで皮膚の皮も剥けてしまう、といった症状も併発する傾向にあります。
一般的な症状としては、このような目や鼻の症状が多いですが、他にもこのような症状が、花粉症の症状として該当することをご存知でしょうか?
- 喉に痛みや痒さを感じる。
- 乾いた咳が連続して出る。
- 軽い関節痛、体のだるさを感じる。
- 微熱ではあるが発熱する。
- 食べ物の味が分からなくなる。
- 皮膚が痒くなることも稀にある。
風邪と間違いやすい症状がいくつかありますが、症状の程度で判断できることがあります。
まず咳が出る場合は、痰がほとんど混ざらない空咳のような状態が花粉症です。
痰が混ざる場合も、透明のさらさらした液体が出てきます。
関節痛については、動けないような痛みではなくふとした時に痛い、という程度が花粉症です。
また、花粉症で発熱する場合は微熱であることが殆どで、39℃を超える高熱は風邪やインフルエンザを疑った方が良いでしょう。