視野検査について


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視野について

視野とは、眼球を動かさないで見える範囲のことで、視覚の広がりのことを指します。

正常状態の人間の視野

正常な状態であれば、

  • 上方向に60度
  • 下方向に75度
  • 耳の方向(外側)に100度
  • 鼻の方向(内側)に60度

といった視野をもっています。

ちなみに草食動物は天敵である肉食動物が周りにいないか確認するため目が横についているので、人間より視野が広いとされています。


視野検査について

視野の異常を調べるために視野検査というものがあります。
視野検査には大きく分けて、

  1. 静的視野検査
  2. 動的視野検査

の2種類があります。

1.静的視野検査

静的視野検査では、視野の中で中心30度の部分を詳しく調べることができます。

検査は、固定して一点を見てから周囲に明るさの違う光を点滅させて、それが見えているかどうかを調べます。
代表的な検査機器としてハンフリー視野計というコンピュータ制御でおこなうものがあります。

2.動的視野検査

動的視野検査では視野全体を調べることができます。

検査は、視標を見えない場所から動かしていって、見えた所を線でつなぎ視野の全体像を確認します。
明るさを変えて同じテストを何度か繰り返して、視野を把握する検査となります。

代表的な検査機器としてゴールドマン視野計があります。

静的視野検査・・・・中心部分の視野の細かな初期変化も調べることができる検査。
動的視野検査・・・・視野の形状、見えていない部分(暗点)の確認、全体的な視野を調べることができる検査。


次のページで、盲点について詳しく解説いたします。もっと見る