VDT症候群の治療について
何度も言っているように、VDT症候群は目の異常だけではなく、放っておくと身体や精神面にも影響を及ぼす可能性がありますので、VDT症候群かなと思ったら早期に通院し対策をして、しっかりと治療に専念しましょう。
VDT症候群の検査として一般的なのは次のような検査です。
- 視力検査:両目とも0.5以上が望ましい視力とされています
- 屈折検査:50cm程度の視距離で望ましい視力が得られるようにします
- 眼圧検査:緑内障の可能性を調べます
- 調節機能検査:近点距離の測定をすることで調節機能を測ります
- 眼位検査:斜視や斜位がないか調べます
- 立体視機能検査:両目の視機能に問題がないか調べます
- 細隙燈顕微鏡検査:涙の状態や他の疾患がないか調べます
- 眼底検査:網膜剥離や視神経の疾患がないか調べます
治療としては、目の疲れをやわらげて、目に潤いを与える点眼薬や、身体や目の緊張をほぐす飲み薬によるものが一般的です。
点眼薬には防腐剤が含まれていることが多いため、あまり使いすぎることなく、1日に3〜4回程度が望ましいです。
睡眠前の使用も避けたほうが良いでしょう。
また、日常的なドライアイへの対策としては、防腐剤が含まれていない使い切りタイプの使用も良いでしょう。
メガネやコンタクトレンズは度の合ったものを使用するように心がけ、ブルーライトをカットする効果のある眼鏡の使用についても効果的だと言われています。
あとは、日常生活において前述の予防と対策の環境・姿勢を意識し、生活環境を整えていくことが大切です。