こちらも読まれています
もしかして不安なのは知らないから?
低用量ピル服用に二の足を踏んでいる女性たちにその理由を聞くと、「副作用が気になる」「太るのでは?」「毎日飲むのが面倒」「避妊はコンドームで十分」という意見が多数ありました。
さらに、ほとんどの人に共通していたのが、「漠然とした不安」でした。
一方、低用量ピルを服用している女性の多くは「服用してよかった」と話しているようです。
また、日本全国で服用した10代〜40代の女性の意識調査(OC情報センター)でも、95%が「服用に満足している・まあ満足している」と答えています。
飲んでよかったと思う点はどこかを尋ねると、避妊効果以外に「生理が規則的になった」「生理痛が軽くなった」「生理時の出血量が減った」「使い方が簡単」「女性主導で避妊ができる」「ニキビなどの肌荒れが治った」などの理由をあげています。
使ってみると、いいことが多そうですよね。
もしかしたら、低用量ピルに消極的なのは「知らないから」ではないでしょうか。
低用量ピルとは?
ピルは女性ホルモンの「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲストーゲン(黄体ホルモン)」を配合したもの、エストロゲンの含有量により低用量(0.05mg未満)、中用量(0.05mg)、高用量(中用量以上)に別れる。
日本で承認された低用量ピルは0.03mg〜0.04mgです。
副作用について
ピル=副作用というイメージがあるが、大部分の女性には重大な副作用はありません。
服用者の約半数程度に服用当初1〜2ヶ月だけ、吐き気、乳房の張り、むくみ、頭痛などのマイナートラブルが見られます。
3ヶ月飲むとほとんどの人にこれらのトラブルがなくなるそうです。
確実な避妊法
コンドームによる避妊失敗率が14%なのに、ピルは正しい方法で1日1錠飲めば、ほぼ100%避妊できます。
避妊の仕組みは、OCのに含まれるホルモンが脳下垂体に働きかけ、排卵を止めます。
また、子宮内膜を厚くせず、子宮頸管の粘液を変化させ妊娠しづらくなります。
色々な効用
症状を軽減させる効果がある
- 生理痛
- 生理不順
- 生理量が多い
- 乳房の張り・痛み
- ニキビ
- 排卵痛・排卵時出血
- 貧血
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- プレ更年期の人
予防になる
- 良性卵巣腫瘍
- 子宮外妊娠
- 卵巣がん
- 子宮がん
- 大腸がん