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正常圧水頭症の治療

早期発見が治療のポイントです

正常圧水頭症は手術で治療可能とされています。
しかしながら、手術に適した時期を逃してしまうと、手術を行ったとしても症状の改善が大きく期待出来ない場合があります。

ですので、出来るだけ早く受診をする事が重要となります。
術後は歩行障害は早期に改善され、認知症様症状も1年も経てば大分改善するので早期発見と治療を心がけてください。

髄液シャント術

髄液を他の場所に流れるようにする手術

髄液シャント術とは頭の中に溜まって吸収出来なくなった髄液を、シリコンの管を通して他の場所に流れるようにする手術で、下記3つのタイプがあります。

  1. VP(脳室–>腹腔)シャント術
  2. LP(腰椎–>腹腔)シャント術
  3. VA(脳室–>心房)シャント術

頭からお腹の中、腰椎からお腹、頭から心臓の3タイプあり、その人によって一番良い方法が選択されます。
手術では、髄液の流れる量を調整する装置を身体に埋め込みます。

一番多いのが頭からお腹へ流すタイプですが、最近は腰椎からお腹へ流すのタイプも増えてきています。

受診の頻度と介護保険について

身体の状態やシャントの状態などを、定期的に診察してもらう必要があります。
認知症の改善程度により、介護保険を利用する方が良い場合もあるのでしっかり検討しましょう。

介護に不安があるのにまだ申請していないという方は、福祉相談窓口などに相談してみましょう。


次のページで、正常圧水頭症の術後について詳しく解説いたします。もっと見る

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